【Blue Kettle合同会社】土のブランディングを起点とした6次産業化支援及び地域振興化事業|チャレンジ新潟2023 DEMODAY

※本記事は、原則全文書き起こしとなりますが、イベントや話者の意図が一層伝わるように、一部(事務連絡、言い淀み、繰り返しなど)編集を加えております。 ※記事内の肩書などは、イベント当時のものとなります。

Blue Kettle合同会社 福士 氏(以下、Blue Kettle 福士):では、ご報告させていただきます。まず簡単に会社の概要をご説明させていただきます。

私、福士と申します。起業したのが2022年の6月でして、事業内容としてはマーケティングのコンサルティング、プロモーション、ブランディング、あとは6次産業化支援を事業の柱として行っております。

弊社、マーケティング支援に関しまして、戦略とか戦術の立案、実態調査、PRをベースとした、6次産業化支援ですとか、マーケティング支援事業、ウェブ支援事業を展開しております。

Blue Kettle 福士:現在、展開している事業としては、地域の資産を発見、可視化して、地域経済を発展させる6次産業化、地域ブランディングの事業を行っております。

Blue Kettle 福士:土を起点とした取り組みを通じまして、作物の商品価値を高めてサプライチェーンのデザインを行うことで、ステークホルダーの利益向上、関係人口増加の先にある地域経済発展に向けた事業というのを推進しております。弊社では、この取り組みを土のブランディングと呼んでおります。

Blue Kettle 福士:弊社では、天然由来成分をベースとしたバイオスティミュラントを制作してるんですが、それを活用して、土壌の微生物活性を可視化して、免疫力の高い土壌の育成を通じた、付加価値の高い商品展開を軸としたバリューチェーンの設計によるビジネスモデルを構築し、収益向上に寄与したいと考えております。

この事業を通じまして、「小さくても強い農」や「つなぐ農」の実現を目指しております。

Blue Kettle 福士:本年度実施のチャレンジ新潟においては、刈羽村様、加茂市様、津南町様とマッチングをいただきました。現在、各自治体のご担当者と協議を進めているという状況ですけども、まず進捗のあった刈羽村様との取り組みに関しまして、ご報告させていただきたいと思います。

Blue Kettle 福士:今回、刈羽村様が直面している課題としては大きく3つ、特産品の衰退、土地の荒廃、地域の魅力低下がありました。さらにヒアリングを進める中で、村の基幹産業である農業の生産性向上や、農業全体のブランディング、農を活用したイベントのご要望がございました。

弊社としては農を起点とした地域のリブランディングとして、バイオスティミュラントを活用した土のブランディングによる課題解決に向けた取り組みというのを、ピーチビレッジファーム様と連携の上、事業を開始いたしました。

Blue Kettle 福士:弊社からの支援プランとしては大きく3つあります。土作りに関するコンサルティング、マーケティングの支援、出口戦略という3つの支援を考えておりまして、本年度はバイオスティミュラントを活用した土づくりのご支援を進めております。

Blue Kettle 福士:2024年度は、まず特産品の砂丘桃の圃場を対象とした実証実験をスタートいたします。今後商品開発を含めて、刈羽村様の抱える地域課題解決に向けたアクションを起こす予定です。本件における進捗については、今後弊社サイトに情報公開をする予定でございます。

Blue Kettle 福士:官民連携の取り組みも3年になりましたので、少しではございますが、事例のご紹介をしたいと思います。

Blue Kettle 福士:チャレンジナガノ1期目では、飯綱町様とマッチングいただきまして、リンゴ圃場でのバイオスティミュラントの実証実験を行いました。4月の導入から5ヶ月で、微生物活性が増加するなど、ポジティブな結果が出ております。

さらに、この圃場で取れたリンゴを活用した加工品を開発して、クラウドファンディングによるテストマーケティングを行ったんですが、スタート10日で商品が完売して目標を無事達成しております。

Blue Kettle 福士:チャレンジナガノ2期目では、下條村様ともマッチングをいただきました。こちらハイライトがございまして、同プロジェクトにご協力いただいていた、瀧井梨農園様と、企画外や廃棄品のアップサイクルを通じた廃棄ロスを目指すプロジェクトとして、和梨のシードルの製造をいたしました。本件は、アーティストで小諸市の農ライフアンバサダーに就任されている武藤千春様にもご協力をいただきまして、商品化へつなげることができました。こちら3月末よりクラウドファンディングを通じて販売を行う予定となっています。

Blue Kettle 福士:官民連携事業も本年度で3年目を迎え、多くの自治体様と取り組みを行うことができました。6次産業化を起点とした地域ブランディングを通じた地方創生事業にご協力いただける方を、今も募集しておりますので、ぜひご一緒いただければ幸いでございます。

Publink 栫井:Blue Kettle様、ありがとうございました。続いて新潟酒販様、お願いいたします。