【弥彦村】地域課題解決に向けた空資産(空家・空店舗・空農地)バンク再構築プロジェクト|チャレンジ新潟2023 DEMODAY

※本記事は、原則全文書き起こしとなりますが、イベントや話者の意図が一層伝わるように、一部(事務連絡、言い淀み、繰り返しなど)編集を加えております。 ※記事内の肩書などは、イベント当時のものとなります。

弥彦村 デジタル行政推進課 宇野 氏(以下、弥彦村 宇野):弥彦村の宇野でございます。空き家バンク再構築事業についてお話しさせていただきます。よろしくお願いいたします。まず弥彦村についてですけれども、政令指定都市である新潟市、花火で有名な長岡市、金属加工業の集積地である燕市、三条市に囲まれている立地になります。

弥彦村 宇野:前回お話しさせていただいた内容の振り返りですけれども、弥彦村の抱える地域課題の解決ソリューションを持つ企業様が、弥彦村に興味を持っていただき、活動していただく際に、オフィスや住居がないということを、何とかしなければならないという点がありました。

その住居の方ですけども、いわゆる空き家バンクが、弥彦村のホームページ上で更新されていない状況でして、早急に構築をしていかなければならない。またそれと同時に新たに物件を登録していかなければならないということで、企業様と一緒に取り組みたいというお話をさせていただきました。

弥彦村 宇野:マッチング結果ですけれども、15社様からお声がけいただき、全ての企業様とお話をさせていただきました。産業立地課さんやPublinkさんからご指導いただき、必ず新しい発見があるということで、可能な限りお話をさせていただきました。

右側の方にスケジュールをお示ししました。今回の事業はデジ田交付金の事業になっておりまして、令和5年度も交付決定を受けているために、この掘り起こしの部分については着手せざるを得ないという状況でした。今回マッチングした企業様とのビジネスチャンスというのは、主に構築してからの運用の部分での連携になるのではというお話をいたしました。

弥彦村 宇野:具体的に空き家バンクのこの事業ですけども、出口戦略はどこにあるのかというと、当然空き家バンクの構築そのものにあるわけではなく、いかに登録した空き家を捌いていくか、具体的には、譲渡、賃貸、リノベーション、それが事業用資産になったりして活用されるとか、最終的には手がつかない処分というところまで、我々は踏み込みたいと考えています。

ことを進める上で、当然法律的な問題が出てきたり、老朽化が激しくて、なかなか動かそうにも動かせない物件が出てきてしまうという懸念があるんですけども、こういった物件を取り扱うことに得意な企業様とお会いしました。例えば、自社負担で買い取っていただいて、リノベーションをしたり、運用していただく、また買い手がつかない物件を、新しい所有者の方に格安でおつなぎいただくといったことを、ビジネスモデルとしてされていました。こういった企業様とは、空き家バンクの構築も並行して連携させていただくことができ、場合によっては、バンクに登録ではなくすぐご紹介ということも可能なんではないかと思っているところです。

もう一つ具体的にお話しさせていただきますと、さらにこの空き家バンクの展開した先には、こういった事業や住居など、外部から弥彦村にお越しいただく方々への事業資産としての展開が待っていると思っております。具体的には、移住、事業継承も含めた、起業、インバウンドにも展開していけるというところで、今すぐにはできないかもしれないんですけれども、中長期的にはそのような可能性を感じております。

弥彦村 宇野:最後にまとめになります。今回は、本当に我々の課題としているところをソリューションとしてお持ちの企業様と巡り合えることができました。短期的には難しくても、中長期的な事業展開が期待できるのではと感じています。弥彦村からは以上になります。

Publink 栫井:弥彦村様でした。どうもありがとうございました。皆様、非常に行動力のある宇野様ですので、ぜひよろしくお願いいたします。続きまして刈羽村さんになります。