【事例で分かる官民共創】光を活用した中心市街地における鳥獣被害対策

【浜松市×パイフォトニクス】光を活用した中心市街地における鳥獣被害対策|#事例で分かる官民共創

『事例で分かる官民共創』は、官民によるオープンイノベーションである「官民共創」(官民連携を含む)を事例で知るためのシリーズです。

本記事では、浜松市とパイフォトニクス株式会社による光を活用した中心市街地における鳥獣被害対策を紹介していきます。

基本情報

■プロジェクト概要
『光を活用した中心市街地における鳥獣(ムクドリ)被害対策』の実証事業

■主体者

  • 官側:浜松市
  • 民側:パイフォトニクス株式会社

■キーワード
光技術、鳥獣対策、自治体、オープンイノベーション

■時期
2020年度

■備考
本プロジェクトは、『内閣府オープンイノベーションチャレンジ2019』に認定されたプロジェクトになります。

解決したい課題

中心市街地をねぐらとするムクドリの大群による騒音・糞による被害が問題になっている。

しかし、対策として行っている玩具ピストルと木槌を用いた追い払いも、人件費が掛かり、効果も一時的になってしまっている。

プロジェクト内容

中心市街地をねぐらとするムクドリの大群に対して、パイフォトニクスが提供する光パターン形成技術の照明を用い、安全で、少ない作業人員で効果的な中心市街地でのムクドリ対策を実証する。

浜松市とパイフォトニクスによる鳥獣被害対策の実証事業におけるムクドリ対策比較表
※出典:内閣府オープンイノベーションチャレンジ2019の成果提案イベント(Demo Day)について

共創のポイント

浜松市とパイフォトニクスによる鳥獣被害対策の実証事業における実証事業の体制
※出典:内閣府オープンイノベーションチャレンジ2019の成果提案イベント(Demo Day)について

■[官側:浜松市]の提供するもの

  • 実験に関する行政及び関係者の調整
  • フィールドの提供

■[民側:パイフォトニクス株式会社]の提供するもの

  • 実験機材の提供
  • 実験機材を用いた追い払い業務の同行

共創された価値

本実証によって、ムクドリへの照射による退避行動が確認され、継続することでねぐらの移動を確認した。これにより光を使った対策が効果的であるということがわかった。

パイフォトニクスにて、実証に用いた実験機材を携帯型⿃獣対策⽤LED照明「ホロライト・チェッカーズ」として商用化し、浜松市にレンタル導入に至り、本プロジェクト関連の引き合いも拡大した。

もっと詳しく知る

本事例を更に詳しく知りたい方は、下記参考リンクもご参照下さい。

関連サービス

■携帯型⿃獣対策⽤LED照明「ホロライト・チェッカーズ」

ホロライト・チェッカーズは光を使った、全く新しい鳥獣対策機器です。音や匂いを発しないため、人と環境に優しい鳥獣対策が可能になります。全国の鳥獣被害にお悩みの皆様にご活用いただくことで、生物の多様性を保護しつつ被害を解消し、野生鳥獣と共存できる未来を目指します。(引用:人には優しく鳥獣には刺激的な光|パイフォトニクス株式会社)

浜松市とパイフォトニクスによる鳥獣被害対策の実証事業において活用した機材
※出典:内閣府オープンイノベーションチャレンジ2019の成果提案イベント(Demo Day)について
※上記画像は実験当初のため、画像内に『ムクドリ対策ホロライト(仮称)』となっています。この機材の商用化後の名称が携帯型⿃獣対策⽤LED照明「ホロライト・チェッカーズ」のため、当時の画像を引用しています。

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出典・引用

  • 人には優しく鳥獣には刺激的な光|パイフォトニクス株式会社
  • 内閣府オープンイノベーションチャレンジ2019の成果提案イベント(Demo Day)について|内閣府

・編集・デザイン・ライティング:深山 周作