駒ケ根市:持続性のある公共交通|チャレンジナガノ2.0 2024 DEMODAY #6-4

長野県が主催(運営事務局:株式会社Publink)する、長野県内の市町村が抱える課題を、多様な企業とのオープンイノベーションによって解決する取り組み「チャレンジナガノ2.0」。

R3〜R6の4年間累計で594件の応募があり、288件のマッチングが成立しました。そして、地場産品のマーケティングや公共交通、六次産業化など、すでにプロジェクト化実績が出ているとともに、様々な分野で多くのプロジェクトが事業化に向けて進んでいます。
2025年2月28日に開催された『チャレンジナガノ2.0 2024 DEMODAY』の様子をレポートしていきます。

※本記事は、原則全文書き起こしとなりますが、イベントや話者の意図が一層伝わるように、一部(事務連絡、言い淀み、繰り返しなど)編集を加えております。
※記事内の肩書などは、イベント当時のものとなります。

駒ケ根市:持続性のある公共交通

駒ケ根市役所 企画振興課 小池 氏(以下、駒ケ根市 小池):駒ヶ根市企画振興課の小池と申します。今回は「持続性のある公共交通」という事でよろしくお願いします。


駒ケ根市 小池:
まず駒ヶ根市の概要でございます。長野県南部に位置し、中央アルプスのほぼ中央に位置します。東に南アルプス、西に中央アルプス3,000メートル級の山々を望むことができる町でございます。



駒ケ根市 小池:
住環境ですが、住み良さランキングで常に上位にランクインしております。中央アルプス、南アルプスの眺望が抜群で、大きな観光資源として駒ケ岳ロープウェイがございます。駒ヶ根高原には、毎年100万人程の観光客が訪れています。こういった立地条件を生かして観光業、また清らかな水を使って、何社もの企業様に進出いただいております。

駒ケ根市 小池:
駒ヶ根市は、大きく3つのエリアに分かれています。駒ヶ根高原エリアを中心としたエリア、街中・駒ヶ根駅等を中心とした市街地エリア、天竜川の東側の農村部エリアです。コンパクトな町でございます。

駒ケ根市 小池:
今回は公共交通の課題をご提案させていただきました。主な公共交通モードの現状と課題として、駒ヶ根市には、タクシー事業者2社、割引タクシー券交付事業、こまタク、山麓周遊バスというような大きな現状と課題を持っております。タクシー事業者は、コロナ以降半分以下に減少しており、ドライバー人材の確保の課題、他3つの事業につきましては、交通モードの利便性の向上を図るご提案をさせて頂きました。



駒ケ根市 小池:
マッチングの状況ですが、ご提案頂いた事業者様は全部で8社です。その中で課題に沿った提案の事業者様は3社でした。喫緊の課題で、即効性があり現実的に構築できるイメージが必要だったため、今回は1社のみに限定させて頂きました。時間があれば、他の事業者様からの魅力的な提案も検討したかったのですが、事業者様に負担をかけてはいけないので、今回は当方の事情もあり1社とさせて頂きました。


駒ケ根市 小池:
今後の方向性でございます。関係各課で協議の結果、事業化に向けて進めたいということで、福祉サイドとも協議した結果、進めていきたいと考えております。

こちらは、NTT東日本様の割引タクシー券に対してクラウド上で精算するものです。他自治体の政策事例もあり、具体的にできるのではないかと考えております。

今後は、予算の確保に向けて3ヵ年計画への計上を目指します。また、「目に見える経費」VS「可視化されない人件費」について、内部でのせめぎあいになっていきます。ぜひ事業化していきたいと思っています。


駒ケ根市 小池:
振り返りです。チャレンジナガノは県のスキームのため安心です。希望する分野の事業者が集まっていて大変ありがたいです。フォローや伴走が手厚いので、これまでもエントリーさせて頂いておりました。関係の皆様、県の皆様、Publinkさん、大変お世話になりました。また引き続きよろしくお願いいたします。



Publink 栫井:
ありがとうございました。では続いて立科町様、登壇お願いいたします。

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